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精密根管治療(歯内療法)自費と保険の根管治療の違い

自費と保険の根管治療の比較

自費と保険の根管治療の比較
このように、自費と保険の根管治療には、多くの面で差があります。
根管治療の成功率を高めるには、いかに無菌的で、精密な治療を、すみずみまで時間をかけて行うか、ということが重要ですが、保険治療の場合にはやはり、費用や時間の面において制限が多いため、そこまで行うことはできません。
保険診療は、全国どこでも治療費が均一で安価に受けられるというメリットがありますが、高度で成功率の高い治療を受けるのは難しいのです。

自費精密根管治療の治療内容

CTで歯根の精密診断
デジタルCTスキャンで通常のレントゲンでは見ることができない立体的な構造、たとえば歯の裏側の状況や平面の画像には写らない病巣を確認することができます。
高性能マイクロスコープの使用
根管治療では根管の内部という非常に細かい部分を扱います。そのため、肉眼で見える部分というのは限られており、見えない部分は手探りと勘で行われることが多いのが現状です。
当院では、高性能マイクロスコープを使用して根管内部を大きく拡大し、内部を広い範囲ではっきりと見ながら治療を行うことができるので、より精密な治療が可能となり、根管治療の成功率が飛躍的にアップします。
神経を抜く治療の際にも、歯の先までしっかりと神経を取り切り、隅々まで隙間なく無菌的に消毒し、緊密に根充する事ができるので、失敗による再治療(感染根管治療)のリスクを大きく減らすことができます。
「歯を失ってもインプラントがあるからいい」という考え方もありますが、やはりご自分の天然の歯にかなうものはありません。また、インプラントを行うとなると、費用はもっとかかることにもなります。
だからこそ自費精密根管治療というのは、それだけの価値がある治療だと言えます。
ラバーダム防湿・ズ―ミニアルファ使用
口腔内の粘膜や唾液中には約400種の細菌、そして何百億個の細菌が住んでいます。
根管治療を成功させるためには無菌的な環境で治療を行うことが大事であり、それを実現するためには、周囲から歯の中に唾液が入らないようにラバーダムという隔壁で防護する必要があります。
もしくは、場合によっては、ラバーダムの代わりに、ズーミニアルファという唾液排除吸引機を使いながら、唾液が治療中の歯の中に入るのを遮断します。
高度な技術・丁寧に時間をかけた治療
精密根管治療においては、高度な設備や材料を用いることも大事ですが、最も大事とも言えるのが、歯科医師が高度な技術を持って、時間をかけて細かいところまで丁寧に、そして根気強く治療を行うことです。
高度な技術・丁寧に時間をかけた治療
殺菌作用の高いMTAセメントを使用することで、神経をできるだけ温存し、悪くなってしまった部分を再生させることができるので、歯をできるだけ長持ちさせることができます。
歯内療法専用高性能超音波洗浄機の使用
高性能な根管内超音波洗浄機を使うことにより、より奥の深いところまで洗浄でき、複雑な根管内をきれいにできます。
歯内療法専用高性能超音波洗浄機の使用
保険治療で使用する薬剤と比較して、殺菌力が強いながらも、毒性の低い薬剤を使用します。
NI-TIファイル使用・手用高品質ファイルの使用
根管内の清掃の際には、しなやかな形状記憶合金の器具を使用することで、保険で使用する器具ではアクセスが難しい曲がった根管でも、すみずみまできれいに清掃することができます。

自費精密根管治療のメリットとデメリット

メリット
治療の成功率が飛躍的に高まる
治療の質が明らかに違いますので、保険治療と比べて、成功率が飛躍的に高くなります。
保険治療での平均成功率は30%前後程度とされていますが、精密根管治療なら95%以上にまで高めることができます。
歯の寿命を延ばすことができる
治療の成功率が高くなりますので、その分歯の寿命も長くすることができます。
根尖病巣のリスクを下げられる
根管治療が不十分だと、歯根の先端に病巣ができるリスクが高くなりますが、精密根管治療を行うことで、そのリスクを下げることができます。
蓄膿症を防げる
鼻の病気のイメージが強い蓄膿症ですが、実はその原因の約30%は歯科の歯の根尖病巣から来ています。精密根管治療で根尖病巣ができにくくなることで、蓄膿症のリスクも下げられます。
余計な歯科治療をしなくて済む
自分の歯が長く残せるので、インプラントやブリッジ、入れ歯などの歯を補う治療をする手間がなくなります。
治療費の節約になる
抜歯となりインプラントを入れるよりは、自費精密根管治療の方がはるかに治療費を安く抑えられます。
ご自分の歯で噛める喜びが得られる
どんな高価な人工歯よりも、やはり、ご自分の天然の歯にかなう物はありません。
デメリット
被せ物も自費治療になる
自費精密根管治療の治療後では、被せ物は健康保険の制約上、保険が適用にならず、自費となります。
保険が適用にならない
精密根管治療は、保険が適用にならず、保険治療と比べると料金は高めになります。
口を長く開ける必要がある
1回の治療時間をたっぷりとって丁寧に治療を行いますので、お口を開く時間が長くなります。平均60~90分くらいが目安です。

当院でも、できるだけ歯を長持ちさせるために精密根管治療を行っております。
興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

自費精密根管治療料金

※料金はあくまでも目安です。物価、材料費の高騰、その他の変動により、金額は変わることがあります。
詳しくは担当医にお尋ねください。

自費抜髄処置、根管治療の開始~根管充填までの料金です。

抜髄処置

抜髄処置
上下前歯 1歯 37,400円(税込)
下顎小臼歯 1歯44,000円(税込)
上顎小臼歯 1歯55,000円(税込)
下顎大臼歯 1歯77,000円(税込)
上顎大臼歯 1歯88,000円(税込)

感染根管治療

感染根管治療
上下前歯 1歯 52,800円(税込)
下顎小臼歯 1歯62,700円(税込)
上顎小臼歯 1歯66,000円(税込)
下顎大臼歯 1歯88,000円(税込)
上顎大臼歯 1歯99,000円(税込)

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