診療案内
歯周病治療重度の歯周病

少ないケースではありますが、若年者の方でも、急速に進行する高度進行型の歯周病にかかることがあります。年齢としては、40〜60代前半の比較的若い方に多いです。

重度歯周炎とは

重度の歯周炎の場合、専門的な歯周病治療が必要です
比較的若い方でも、急速に進む歯周病にかかり、重度歯周炎になると、次のような症状が現れてきます。
  • 噛むと歯がぐらついて、痛くて食べられない
  • 歯が部分的や全体的にぐらつく
  • 歯ぐきが頻繁に腫れる、膿が出る
  • 歯ぐきの色が悪い
  • 歯科医院に行ったら、何本も抜いて入れ歯かインプラントを勧められた
  • 歯垢や歯石が多く付着している
    (ほとんど歯垢・歯石がない場合もあります)
  • 強い口臭がある
このような歯周病にかかってしまった場合、ほとんどの歯を抜歯して部分入れ歯、もしくは全て抜歯となり総義歯を入れる、という流れになることが多いです。
重度歯周炎の場合にできるだけ歯を残すとなると、通常の歯周病治療では対処ができず、特殊な治療法と高度な歯周治療技術、そして豊富な重度歯周病治療の経験が必要になってきます。
重度歯周炎の治療内容をチェック!
SC(スケーリング)、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)といった歯石除去、TBI(ブラッシング指導)、各種歯周外科治療、抜歯、仮歯による噛み合わせの管理といったものに加え、歯を全体的に、もしくはそれに近い歯周補綴(永久固定)が必要となり、自費での専門的歯周病治療も必要になってきます。

重度歯周炎の治療について(自由診療)

通常の保険治療では早期に総入れ歯になることも
健康保険で重度歯周病の治療を行う場合、通常は重度の歯周病にかかっている歯の多くは抜歯、そしてその後の歯の欠損状態にもよりますが、残った歯には歯周外科を含む歯周病の治療後に健康保険の入れ歯治療やブリッジ、もしくはインプラントを入れる、という流れになります。
通常、重度歯周病というのは広範囲の歯に起こり、ほとんどの場合は抜歯となりますが、そこをインプラントで治療するとなると、インプラントの本数が多くなってしまいます。そうなると、費用が非常にかかりますので、部分入れ歯になるというケースが大半です。
ですが、部分入れ歯は、違和感が強い、噛めない、というだけでなく、残った歯に大きな力の負担がかかってしまうため、結局はすぐに残った歯も失ってしまい、最終的には総入れ歯になるというパターンをたどります。
重度歯周病専門外来の治療なら、なるべく歯を長く残すことが可能です
「ご自分の歯をできるだけ残したい」、「入れ歯ではなく、固定式の歯を入れたい」とご希望の方は、重度歯周病専門外来での治療がおすすめです。
重度歯周病専門外来では、さまざまな歯周外科治療や咬合治療、歯周補綴(歯の永久固定法;自由診療)などの治療を行うことで、5ミリでも健康な骨を維持することができ、できるだけ長くご自分の歯を残すことが可能です。
ぐらつく歯の固定方法によってその歯の寿命が違ってきます
重度歯周病にかかっているグラグラの歯を固定するために、保険治療ではよくスーパーボンドと呼ばれる白い接着剤で歯同士を固定します。これはあくまで一時的な固定法で、補強のために針金を組み込んだり、プラスチックの仮歯を入れて固定したりすることもあります。
しかし、こういった固定法は実際には外れやすく、歯に負担がかかりやすいのに加え、見た目も良くありません。また、歯垢が周囲に溜まりやすいのでむし歯や歯周病のリスクが非常に高い、といった難点があり、歯を長期的に残すために良い方法とは言えません。
本当に歯を長期的に残したい、歯周病の再発を防ぎたい、というのであれば、噛み合わせをしっかりと安定させて歯にかかる負担を減らすことが可能な、セラミックの被せ物による自費の永久固定を行う必要があります。
ぐらつく歯の固定方法によってその歯の寿命が違ってきます
「歯がグラグラする」、「よく歯ぐきが腫れる」、といった症状があり、「歯周病だから歯を抜かなければならない」と言われたことのある方は、ぜひとも当院の重度歯周病専門外来(鵠沼角田院長担当)にご相談ください。
このような難症例を治すには、被せ物やブリッジでの全体的な歯の治療や噛み合わせの治療、高度歯周外科といったことをトータルで組み合わせて行うことが不可欠です。
当院の角田院長は、これまでに重度歯周病の治療を180ケース以上手がけ、良好な実績を残しています。
また、院長はインプラントと入れ歯の専門医でもありますので、残された歯に負担をかけないような欠損補綴(失われた歯を補う治療法)も得意としております。
重度の歯周病でお悩みの方もあきらめず、まずは当院までお気軽にご相談ください。

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