診療案内
メタルフリー治療(セラミック治療)

メタルフリー治療(セラミック治療)

根管治療とは
安全性、審美性、適合性、強度に優れ、天然歯に近い硬さ オーダーメイドのセラミックで健康的で美しく白い歯に
当院では体に優しく、安全性の高いメタルフリー治療をおすすめしています。
メタルフリー治療とは、金属アレルギーの発症や発がん性のある金属を一切使用しない治療のことで、具体的には、被せ物やブリッジ、詰め物を保険の銀歯や白いプラスチックではなく、丈夫で安全性が高く、審美的な自費セラミックのみを使って治療を行います。
メタルフリー治療では、体に安全で良質な材料で治療を行いますので、むし歯や歯周病の再発リスクも抑えることができます。

保険の材料の問題点

保険の銀歯の問題点

保険の材料の問題点
保険の銀歯の治療を繰り返し、歯の神経がなくなると、約15年から20年で歯を失うリスクが非常に高まるという現実、論文もあります。
また、銀歯には銀が含まれていますので、銀イオンが唾液に溶け出して歯茎に入り、歯茎が入れ墨したように黒くなってしまうという問題もあります。
日本では現在でも健康保険で採用されていますが、欧米では銀歯治療は行われていません。また、銀歯を禁止している国もあるほどです。

健康保険の白い詰め物や白いクラウンの大きな問題点

保険の白いプラスチックの問題点
保険の白い被せ物やブリッジ、又は詰め物はハイブリッドセラミックCAD/CAM冠やプラスチック製で材質的には弱く、欠けやすい、割れやすいという弱点があります。また歯に対する適合性も良くなく、隙間が生じてしまうため、虫歯や歯周病の発症や悪化のリスクが高い問題があります。弱い分厚みを多くとる必要から歯を通常の2~2.5倍近く削る必要があり歯の寿命に問題が多いのです。
当院では治療内容をチェック!
当院では、お口の中から歯や体に害のある銀歯を無くして、審美面、健康面、強度面において優れた自費セラミックによるメタルフリー治療をおすすめしています。
インレーはジルコニアセラミックより丈夫で歯の色に近い適合の良いE-MAXインレーがおすすめです。

メタルフリー治療をおすすめする方

上質な材質で治療したい方
高品質で審美性、安全性、耐久性ともに優れた材料で治療したい方
美しい歯で人生を楽しみたい方
美しい歯でいつまでも若々しく、ご家族や友人と笑顔で楽しく食事や会話を楽しみたい方。
金属アレルギーがある方
金属製アクセサリー(ピアスやネックレス、指輪など)でかぶれてしまう、もしくは、難治性の皮膚病や口の中の粘膜の病気(びらん、潰瘍、扁平苔癬)のある方。
他にアレルギー体質がある方
薬物や食物、その他のアレルギーのある方は、歯科金属でもアレルギーが出る可能性があります。
皮膚科で金属アレルギーの疑いがあると言われた方
皮膚科で掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と診断された方や、手や足に湿疹や赤くなりかゆみが時々出る方。
60歳以上の方
だれでも感作されて、年を取るにつれ免疫機能が下がり、アレルギーを起こしやすくなります。60歳以上の方は特にアレルギーを起こしやすくなるため、是非ともご検討ください。
むし歯の再発を防ぎたい方
セラミックは歯との適合が良いので、むし歯の再発リスクを下げることができます。
歯周病を予防したい方
セラミックは歯との適合が良いので、歯周病の発症や再発リスクを下げることができます。
口臭が気になる方
詰め物や被せ物、ブリッジが不適合で隙間があると、食べカスや歯垢が蓄積し、口臭の原因になります。また、細菌が蓄積する結果、歯周病を発症・進行しやすくなることで口臭をさらに悪化させます。

当院のセラミック治療

熟練セラミック専門技工士が高品質のセラミックを作製します
当院のセラミックは、院内自費技工所の熟練セラミック専門技工士が作製します。熟練セラミック専門技工士が作るセラミックは、強度、歯の形態や色調、かみ合わせ、歯の色、硬さが天然歯に近く、歯との適合性にも優れており、健康保険の銀歯や白い歯とは比べ物にならないほど高品質です。
当院では、患者様のご意見、ご要望を第一と考えておりますので、最終的に自費のセラミックにするか保険の材料にするかというのは、患者様ご自身による選択となります。

歯に被せる素材の硬さについて

天然歯は全体が同様にすり減るので健康を保ちやすい

歯はエナメル質で覆われています。上下の歯が同じ硬さのエナメル質で覆われているので、天然歯の場合、年月が経っても上下の歯が均等にすり減っていきます。
結果的に、かみ合わせの位置が狂うこともなく、力のバランスが取れているため、天然歯は長期間健康な状態を保ちやすくなります。

天然歯よりも軟らかすぎたり硬すぎたりすると問題が起こりやすい

しかし、そこに硬い金属や硬すぎるセラミック、もしくは反対に歯よりも軟らかい保険の白い被せ物が入ると、上下の歯のすり減り方にアンバランスが生じ、かみ合わせが乱れ、歯周病リスクが高くなります。
特に、保険のチタン合金やニッケルの被せ物は、とても硬すぎるので問題です。また軟らかすぎる保険の前歯、小臼歯部の白い被せ物や大臼歯のPEEK冠(プラスチックの白い被せ物)は、強度的にも弱い、汚れが付着しやすい、着色しやすいなど多くの問題があり、むし歯や歯周病のリスクも高いのであまりおすすめできません。また、歯の削除量が極めて多いです。
チタンの問題
チタン合金は、入れ歯に使用する場合には問題はありませんが、被せ物として使用する場合、硬すぎるのでかみ合う歯を磨耗させてしまい、かみ合わせのバランスが崩れる、かみ合うセラミックを破損してしまう、金属の場合には穴を開けてしまう、というリスクがあります。
PEEK冠の問題
ごく最近健康保険適用になったPEEK冠は、プラスチック系で割れるリスクは少ないのですが、歪むという性質を持っています。そのため、中で歯の中に唾液等が入り易い、外れやすい、隙間が空きやすくう蝕リスクが高い、歯周病の大きなリスクになるなど多くの問題があり、実際に、現場の歯科技工士や歯科医師の頭を悩ませています。また、歯の削除量が極めて多いです。

硬さが天然歯に近いセラミック、白金、ゴールドが理想的

セラミックゴールド
硬さの面で言っても、セラミックを使った「金属焼付陶材冠(MB)」や「オールセラミック冠(AC)」はおすすめです。
金属焼付陶材冠(MB)は60年以上も前から使用されているセラミック冠で、強度面、審美面において優れていますし、オールセラミック冠は天然歯の透明感や色調を忠実に再現できるので、特に審美的な治療が可能です。
白金ゴールド
「白金加金(PGA合金クラウン)」や、「18K金合金」は、エナメル質とほぼ同じ硬さを持ち、また適合精度が非常に良いため、歯科の被せ物の材料としては、審美面を除けば最適な材料とされています。
白くはないのでセラミックに比べて審美面では劣りますが、かんだ時のなじみがとても良く、かみやすさは抜群です。特に歯ぎしりがひどい方には最適な素材といえます。
なお、外側の所は金色でなく白くできますので、なるべく審美面に問題が出ないようにすることも可能です。

歯科治療における金属アレルギーについて

歯科治療における金属アレルギーについて
金属アレルギーとは、金属に対してアレルギー反応が起こり、皮膚や粘膜に炎症性病変が発症する病気のことです。
歯の治療に使われている金属類、特に健康保険で使われている銀歯の成分がお口の中でイオンとなって溶解し唾液に溶けて人体に入り、体の様々な場所で反応を起こすことがあります。
それゆえ、口の中だけでなく、全身の皮膚にも症状が出るという特徴があります。
口の中に現れる症状
口の中に現れる症状
難治性口内炎、舌炎、粘膜のただれ、びらん、発赤、粘膜が肥厚する。
全身の皮膚に現れる症状
全身の皮膚に現れる症状
難治性のニキビ、湿疹、かゆみ、赤み、ブツブツ、腫れ。ひどい場合には、水ぶくれ、発熱、倦怠感等が起こることもある。細菌感染を起こすと、膿が出る、痛み、腫れ、発赤が強くなる、などの症状を起こす。
歯科の金属には、銀歯の合金の中でアレルギーを起こしやすい、亜鉛、スズ、銅、銀、ニッケル、などが含まれています。
金属アレルギーが現在なくても、年数が経ってから現れてくる場合があります。つまり、銀歯を入れて今すぐに症状が出なくても、年齢を重ねるにつれて徐々に様々なアレルギーが出てくる可能性があります。
なお、自由診療で使われるPGA合金(白金加金)や18K~20K金合金、チタン合金で金属アレルギーを起こすことは非常に稀です。
全身の皮膚に現れる症状
コラム

CAD/CAM冠とは

ここ近年、様々な素材を使ったCAD/CAM冠が大変多く作られています。
CAD/CAM冠は、AIがジルコニアやハイブリッドセラミックのブロックを削りだして作るインレー・クラウンやブリッジのことです。
機械まかせで、短時間で作製できるのがメリットですが、まだまだ多くの問題があります。
現在、歯科技工士の減少、そしてAI技術の発達により、作業に代わってAI、ミリングマシーン(ブロックを削り歯の形態に作る機械)による技工物の作製が増えてきていますが、まだまだ熟練した技工士による手作業の技工物には、審美感、精度、形態、適合など、全ての点において遠く及ばないのが現状です。

CAD/CAM冠のメリット

早い
歯型の型取り、製作物は全て機械管理で行われるため、作業が迅速に進み、早く治療を進めることができる。
安価
人の手を介さないので人件費がかからず、比較的安価で済ませることができる。
製作物の品質が均一
型取り情報をもとに、機械がブロックの削り出しによって作製を行うので、手作業の場合とは違い、品質にバラツキがない。

CAD/CAM冠のデメリット

調整に時間がかかる
手作業で作る場合、かみ合う歯など、周囲の歯に合わせて歯の形態や高さが十分に調整された状態ででき上がるが、CAD/CAM冠の場合、ブロックの削り出しをして作製するので、歯の形態やかみ合わせの高さ、隣の歯との接触状態がうまく調整されておらず、装着するまでに調整の時間が長くかかる。
むし歯や歯周病のリスクが高い
CAD/CAM冠で作った保険の白い人工物は、歯質との適合精度が悪いため、人工物と歯との隙間が大きい。また、材質的にやわらかいので、かむ力によって歪み、開き、内部に唾液や歯垢が入り込みやすい。
このようなことから、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまう。
歯を多く削る必要がある
保険の白い歯は、強度がとても弱いので、厚みを確保するために、金属や自費セラミック冠より2~2.5倍近く歯を削る必要がある。
一方、自費のCAD/CAM冠の場合だと、強度があるので、歯の削る量は多くならず、適合が悪くなることもあまりない。
単色なので審美性に劣る
ブロックを削り出して作製するので、色が単色となり、熟練技工士が作るオーダーメイドのものに比べると審美性がかなり劣る。
そのため、審美性に関しては奥歯ではそれほど問題がないが、前歯にはあまり適していない。
微妙な形態を再現できない
CAD/CAM冠ではAIがまだ発展途上で、一定の基本的な歯の形態は製作可能だが、微妙な形態の再現まではできないので、前歯にはおすすめできない。歯の形も、顔の造りと同様、個性があるが、そのような微妙なニュアンスは再現できない。

院内にセラミック専門技工所があるメリット

セラミック専門技工士
自費入れ歯専門技工士
当院鵠沼院には神奈川県でも数件、湘南地区では当院だけにセラミック専門技工士が2名と、自費入れ歯専門技工士1名の合計3名の自費専門院内技工所があります。
そのため、患者様にとって次のようなメリットがあります。
メリット
非常にクオリティの高いセラミック・インプラント技工ができる
先進の技工設備機器のある環境で、熟練した自費セラミック専門技工士が入念に作業を行うので、非常に高品質のセラミック・インプラント技工が可能です。
技工士が患者様の歯を確認して作るので、自然な仕上がりになる
製作を手がける技工士が、チェアーサイドで患者様の歯の状態を直接確認しますので、患者様のお口に自然にフィットする、ナチュラルな仕上がりにすることができます。
細かい修正が可能
セラミックを入れてみて、セラミックの色が合わないと感じる場合でも、その都度色の修正が可能です。
形態やかみ合わせに関しても、より精密に調整や修正が可能になります。

お知らせ

医療社団法人 角理会 アルカディアグループサイト